ヒートショックについて
急激な温度の変化で、身体がダメージを受けることを意味します。
具体的には、身体にどのようなダメージを与えるのか。
暖かい部屋から寒い部屋への移動などで、温度の急な変化で熱を奪われてしまい血管が縮み、
血圧が上がり、お湯につかると血管が広がって急に血圧が下がり、血圧の変動が起きて
しまいます。血圧が大きな変動することで心臓に負担がかかり、心筋梗塞や脳梗塞などに
つながるリスクが高まります。又、体がふらついたり、失神したりすることで、浴槽で倒れて
溺れるなど入浴中の事故を引き起こすこともあります。
ヒートショックの認知度は?
2023年1月6日に、全国のYahoo! JAPANユーザーに「ヒートショック」に関するアンケートを
実施されたようです。その結果、ヒートショックを「知っている」方は7割以上を占める
一方で「対策をしている」方は半数を下回っていました。
ヒートショックについて、認識はしているものの、対策まで十分に行うことができている方は
かなり少ないようです。
ヒートショックの対策について
1)場 所 : 冬の風呂場やトイレ
2)対策案
・脱衣所を小型の暖房器(温風式)で暖める。
・風呂場の床にスノコやマットを敷いておく。
・シャワーでお湯をためることによって、浴室全体を暖めておく。
※浴槽にお湯がたまっている場合は、入浴前にふたを開けておく。
・床暖房の脱衣所や風呂場設定ができるものを設置する。(一条工務店で実績あり)
・トイレを小型の暖房器(温風式)で暖める。(自動ONするタイプであれば便利)
・便座は、暖房便座を使用する。
・床暖房のトイレ設定ができるものを設置する。(一条工務店で実績あり)
※一条工務店の案内は、こちらを。
3)入浴方法
40度未満のぬるめのお湯に入り、長湯を避けた方がよいとのことです。
冷え込む深夜ではなく、早めの時間に入浴するように心がけ、心臓病や高血圧の人には
半身浴をおすすめします。肩が寒いときは、お湯で温めたタオルをかけてください。
入浴前には、十分に水分を補給しつつ、周囲の人に声をかけておくことが大切です。
万が一、入浴中に体調が悪くなった場合、早く発見してもらうことが大切です。
【入浴中】
湯船に入る前に必ずかけ湯を心臓から遠い足先から徐々にかけると、血圧の急激な
変動を防ぐことができます。浴室との温度差を小さくするために、お湯の温度は41℃
以下が良いようです。長時間熱いお湯に浸かると、体温が上昇して意識障害を
起こすことがあるので、お湯につかる時間は、10分ぐらいを目安にすると良いようです。
【入浴後】
入浴後もしっかり水分を補給しましょう。入浴中にたくさん汗をかくと脱水症状を
起こすことがあります。コップ1杯程度の水やスポーツドリンクなどを飲むと良いでしょう。
まとめ
今回の内容は、日本気象協会とYahoo!ニュース、日本医師会の記事に基づき、
まとめさせて頂いております。
あえてヒートショックの可能性で亡くなった方の人数は、記載していませんが、
かなりの方が亡くなっている事実はあります。寒さが強まると、家の中でも冷え込む場所が
できて、部屋と部屋の温度差が大きくなるので、ヒートショックを防いで、冬の入浴を
安全に楽しむために、まずは手軽にできることから始めることで、このような事故を
防ぐことができると思います。皆さん、本当に気を付けて下さいね。最後まで、お読み頂き誠に有難うございました。
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