ドリームガ―ルズの概要とあらすじ
1.伝統的な女性グループスプリームスのメンバー、ダイアナ・ロス、メアリー・ウィルソン、
フローレンス・バラードがモデルとなり、劇中でのグループ名はザ・ドリームズで、メンバーは
ディーナ・ジョーンズ、ローレル・ロビンソン 、エフィ・ホワイトに置き換えられている。
2.1960年代のアメリカいちの車の町であるデトロイト。その町のとあるライブハウスに、
ディーナ・エフィ・ローレルの3人からなる「ドリーメッツ」がライブハウスの出演を賭けて
オーディションを受けていた。
その3人に目をつけたのが中古車ディーラーを営み、かつジミー・”サンダー”・アーリーの
プロデューサーをしていたカーティス・テイラー・ジュニア。
ジミーの女癖の悪さから彼のバックコーラスを失い、新しいバックコーラスを探していた最中で
ドリーメッツの声を聞き、バックコーラスとして週$400で彼女たちを雇う。
C. C.(エフィの兄)の作曲した”Cadillac Car”を聞き、これは売れると思ったカーティスは、
レーベル「レインボー・レコード」(Rainbow Records)を立ち上げる。
3.特定のラジオ局のみで流されたこの歌が、R&Bランクで1桁台の順位をたたき出すなどヒットと
なったが、白人によって曲を盗まれ、所有していた中古車を全て売り払い、ディーラーの跡地を
本格的なスタジオとし立ち上げ、”Steppin’ To The Bad Side” を発売する。
その後ジミーのバックコーラスをしていたドリーメッツの3人は、単独グループの
ザ・ドリームズとして活動し始める。
4.その後、カーティスとエフィとの関係やジミーとの関係も悪くなり、エフィは脱退させられ、
ジミーはクビにさせることとなる。その後、ザ・ドリームズは、カーティスともギクシャクし、
独り立ちをし、その数日後に、多くのファンに惜しまれる中で、当初メンバーでの
ザ・ドリームズの解散コンサートが開かれ、ディーナたちは最後のステージに上がる。
ドリームガ―ルズの映画化の過程について
ドリームガールズの映画化は1980年代、1990年代にも試みられたが、スプリームスと
モータウンの物語を演じ、6つのトニー賞を獲得したブロードウェイ・ミュージカルから離れた
ものとして実現しなかった。又、同ミュージカルの出資元のひとりであり映画化の権利を持つ
デヴィッドゲフィンはそれらの映画化を断った。
それから数年後、ドリームワークスによるドリームガールズの映画化は、ブロードウェイ
ミュージカルのシカゴの映画版が興行で成功し、アカデミー賞を獲ったのを待って行われた。
シカゴの脚本を書いた脚本家兼監督のビル・コンドンは、2002年後半にハリウッドのホリデー
パーティーでプロデューサーのローレンス・マークと会い、2人はコンドンの長年の
「夢のプロジェクトドリームガールズの映画化」について話し合った。2人はゲフィンと
夕食をともにし、コンドンがドリームガールズの脚本を書くことの許可を首尾よく納得させた。
その後、ゲフィンのもとへ最初の下書き脚本を送った2005年1月、コンドンの脚本による
ドリームガールズの映画化に青信号が灯り、ようやく2006年12月に映画化の実現となった。
このように、このドリームガールズの映画化には、かなりの年数がかかっているにも関わらず
決して諦めない人がいたからこそ、実現できたのだと痛感しました。本当に、すごいことです。
ドリームガ―ルズのスタッフとキャストについて
- 監 督 ビル・コンドン
- 脚 本 ビル・コンドン
- 原 作 ドリームガールズ:トム・アイン
- 製 作 ローレンス・マーク
- 製作総指揮 パトリシア・ウィッシャー
- 音 楽 ヘンリー・クリーガー
- 作 詞 トム・アイン
- 撮 影 トビアス・シュリッスラー
- 編 集 ヴァージニア・カッツ
- 配 給 アメリカ:ドリームワークスSKG/パラマウント、日本:パラマウント/UIP
- 公 開 アメリカ : 2006年12月16日、日 本 : 2007年 2月17日
- 出 演 者 ジェイミー・フォックス、ビヨンセ・ノウルズ、エディ・マーフィ、 ダニー・グローヴァー、アニカ・ノニ・ローズ、ヒントン・バトル、ジェニファー・ハドソン キース・ロビンソン(英語版)、シャロン・リール(英語版)
今回のミュージカル公演日
2023年2月 5日~2月14日 東京国際フォーラム ホール C
2023年2月20日~3月 5日 梅田芸術劇場メインホール
※その他、福岡公演/博多座、愛知公演/御園座(2023年3月)調整中
※詳しくは、こちらを
今回のキャストとスタッフ
-キャスト-
望海風斗 、福原みほ・村川絵梨(W キャスト)、 sara
spi、 内海啓貴、 なかねかな、 岡田浩暉、 駒田一
石井千賀、 ICHI、 伊藤広祥、 岡本華奈、 Sarry、 仙名立宗、 高橋祥太、 高橋卓士
茶谷健太 、遠山裕介、菜々香、 西岡寛修 、原田真絢、 丸山泰右、 森山大輔、
吉井乃歌(50 音順)、髙橋莉瑚(スウィング)
-スタッフ-
脚本・作詞 TOM EYEN(トム・アイン)
音楽 HENRY KRIEGER(ヘンリー・クリーガー)
オリジナル・ブロードウェイ版演出・振付: MICHAEL BENNET(マイケル・ベネット)
翻訳: 徐賀世子、訳詞: 福田響志
演出: 眞鍋卓嗣、他
今回出演の望海 風斗さんについて
1.プロフィール
本 名 大門 紋子(おおかど あやこ)
生年月日 1983年10月19日(39歳)
出身地 神奈川県横浜市
血液型 A型
経 歴 法政大学女子高等学校卒業
宝塚音楽学校入学(2001年入学)
宝塚歌劇入団(2003年:89期生)→花組→雪組→雪組トップスター就任
宝塚歌劇団退団、芸能活動再開
職 業 女優、歌手
事務所 株式会社ワタナベエンターテインメント(現在)
2.宝塚歌劇へのきっかけ
幼少期の時から、歌ったり踊ったりすることが、好きで歌う仕事につきたいと思われており、
ピアノやバレエをされていたようです。又、当時、宝塚歌劇ファンだった叔母さんの
影響もあり、宝塚歌劇に興味を持ち、憧れるようになり、宝塚音楽学校を受験することに。
そして、見事に合格し、宝塚歌劇への第一歩を歩み始められました。
誰しも最初は、憧れから入るのですが、それを自分事としてとらえて、一つ一つの壁を
乗り越えられた方が、自分の目指している所へ向かえるのだと思います。その一人が、
望海 風斗さんで、更に今度は、新たな女優や歌手での挑戦をされていく方ですね。
今までの宝塚歌劇で、築きあげた数々の舞台経験があるので、今回のミュージカルもきっと、
素敵な彼女と素晴らしいものが出来上がると実感しています。
3.舞台出演
月組時代の舞台初出演。
・『花の宝塚風土記(ふどき)』『シニョール ドン・ファン』
花組時代の舞台出演の抜粋
・『野風の笛』『レヴュー誕生』
・『明智小五郎の事件簿-黒蜥蜴(トカゲ)』
・『ベルサイユのばら-フェルゼンとマリー・アントワネット編-』、他
雪組時代の舞台出演の抜粋
・『ルパン三世 -王妃の首飾りを追え!-』 – カリオストロ伯爵
・『るろうに剣心』
・『ONCE UPON A TIME IN AMERICA(ワンス アポン ア タイム イン アメリカ)』他
まとめ
ドリームガ―ルズの映画化は、かなりのハードルがあり、それを何年もかけて実現した
経緯があったことが、わかりました。それを日本でミュージカルとして取組めることは、
これまたずごい事で偉大なことだと感じました。この作品に出演される方は、この経緯を
理解された上で取り組みをされ、皆さん全力で打ち込んでられると痛感致します。
きっと観客の皆さんが、楽しまれることは間違いなし!
まずは、このミュージカルが大盛況となることと、望海 風斗さんが更に素晴らしい女優
、歌手を目指して活躍されることを心よりお祈り致します。
最後まで、お読み頂き有難うございました。
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